経営思考の概念図

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「ドラッカーの思考」

・社会に出てからも体系的な学習(生涯学習)をしないと、ビジネスパーソンとして勝ち残れない仕事環境になっている

・会社経営は科学(サイエンス)と芸術(アート)の両方を合わせもっている

・自己改革に一歩を踏み出す勇気をもとう

・「自分で自分の身を守る術」と「生存競争のなかで餌の獲り方」を学ばなければ、生き残れない

・自分の信念や意見をもって人に煙たがれる位の人生を送った方がよい

・経営は「現在」と「将来」の両方の利益を追う必要にある

・経営者の仕事には、「事業のマネジメント」「組織(管理者)のマネジメント」「人と仕事のマネジメント」がある

 

「マーケティング」 

・会社は社会資本(ヒト・モノ・カネ)=情報を使っているので、利益=価値情報で社会に還元しなければならない

・会社は、お客満足を提供するしくみで、顧客にとって良いことをしなければならない。それを採算に乗せるのが経営者の仕事であり、「売る仕組み」でなく、「売れる仕組み」をつくる使命がある

・会社は顧客・社員・取引先の3者に支えられているので、3者に対するマーケティングが必要になる

・変化は常に外から起こるので、現場に出て、よく見て(観察して)、よく聴いて(調査して)感じ取ることが大切だ

・ビジネスでは「現象」と「事実」の違いを見極める必要がある

・マーケティングは、顧客から事業全体を見る思考法である

・イノベーションは、新しい経済価値(売上や利益)を生み出す行為のすべてである

 

「戦略」

・成功体験にとらわれると、顧客のニーズの変化に応えられない

・戦略とは「捨てる勇気」。あるものを選択し、他のものを捨て、選択したものに経営資源を集中させる

・何かひとつでもとびぬけた強み(顧客にとっての魅力)を持つことが重要だ

・プラス思考とマイナス思考をコントロールすることが成功につながる

・すでに原因は起こっているのに、まだ社会現象として表面化していない分野にこそチャンスがある

・市場は開拓し、つくりだすもの

・戦略は「経営環境」「事業目的」「自分の強み」の3つの条件を合致させる必要が前提にである

・市場のなかでめざすべきは「最大」ではなく、「最適」である

・「目標」は、通過点にすぎない。すぐに陳腐化してしまう

・戦略に必要な3つの要素

 1、誰に:対象市場

 2、何を:投入商品

 3、どのように:流通チャンネル

・戦略を陳腐化させない条件

 1、戦略の進み具合を知る仕組みをもつ

 2、体系的に廃棄する

 3、潜在顧客について知る

 

 「目標管理」

・ゴールを決めてから走り出そう。

・「計画」と「実行」は、一つの仕事の二つの側面である

・「複数の目標と自己規制によるマネジメント」(目標による管理)なら、人の主体性を引き出すことができる

・利益だけを唯一の目標にしてしまうと、お客様や社員は利益を上げるための手段になってしまう

・「マーケティング」の6つの目標

 ①現在の市場・現在の商品での売上高と市場シェアの目標

 ②新しい市場・現在の商品での売上高と市場シェアの目標

 ③現在の市場・新しい商品での売上高と市場シェアの目標

 ④新しい市場・新しい商品での売上高と市場シェアの目標

 ⑤市場開拓や新しい商品導入のために、必要となる廃棄する市場や商品の目標

 ⑥市場開拓や新しい商品導入のために、必要となる新サービスや新しい価格設定の目標

・「イノベーション」は仕事である

・イノベーションは「技術革新」ではなく、体系的・分析的に行う「仕事」として定義し直すと、誰でもイノベーションを起こすことができる

・本当に優秀な人材は、会社によって違う

・会社と自分の仕事をリンクさせる、ーー社会的責任ーー

・生産性は経営力を測る「ものさし」。製造現場だけの課題ではなく、会社全体で取り組む課題である

・会社に必要なのは、必要最小限度の利益である

 

「組織マネジメント」 

・コストは「額」ではなく「率」で削減する

・「従業員満足」ではモチベーションアップにつながらない

・社長以外の人が判断できるような基準が必要

・基本に忠実な人が優秀な人材になれる

・会社での人間関係とは、責任を果たしあい、貢献しあう関係をいう

・コミュニケーションを図る時は、相手のわかる言葉で話さなければいけない

・自分は色眼鏡で相手を見ていることを自覚する必要がある

・生産的な会議をするには、必要な人だけを招集し、その他の人の参加は任意にする必要がある

・権限委譲とは、「本来部下が決定すべきことを部下に決定させること」

 

「イノベーション」 

・イノベーションとは、新たなニーズや効果をつくりだす仕事である

・会社のイノベーションは、継続的に観察し、体系的に分析することによって生み出すもの

・イノベーションには「継続的な改善」と「革新」がある

・「イノベーションはベンチャー企業が起こすもの」というのは大きな誤解

・ベンチャー企業の未熟・未完成の状態はイノベーションの障害になる

・自分自身をイノベーションするには「ドラッカー流6つの習慣」を身につけるのが効果的

 1、ビジョンと目標を持つ

 2、継続的な勉強の方法を知る

 3、自分の仕事の評価を仕事の中に組み込む

 4、目標や行動を記録して、結果と比較する

 5、新しい仕事が要求するものを徹底的に考える

 6、自分の成長と人事に自分で責任を持つ

・今すぐにできることは、自分から提案して小さな成功体験をつくり、それを普及させていくこと

 

大切なことはできないことではなく、できること、できるようにすること、イノベーション

 

 

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このページは、blogskawano.netが2010年12月 9日 08:50に書いたブログ記事です。

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