夏目漱石の和歌山めぐり、大阪朝日新聞社主催の講演会にまねかれての旅です。作品、「行人」のモチーフにもなっています。
文書館だより 第31号 平成23年7月:和歌山県立文書館
夏目漱石の和歌山めぐり、大阪朝日新聞社主催の講演会にまねかれての旅です。作品、「行人」のモチーフにもなっています。
文書館だより 第31号 平成23年7月:和歌山県立文書館
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漱石が来和したのは1911年8月14日。大阪朝日新聞社主催の関西講演で、自ら望み和歌山を訪れた。和歌浦に宿泊し、翌日、県議会議事堂で「現代日本の開化」と題し講演。講演は漱石が文明開化への抵抗感を語ったとして知られ、今も『漱石文明論集』(岩波文庫)などで読み継がれており、近代思想史でも貴重な講演とされる。
「この講演には謎が多く、和歌山での漱石の行動もよく分からない部分があります」と語るのは和歌山漱石の会メンバー
で向陽高校教諭の梶川哲司さん。講演先として和歌山を強く望んだのをはじめ、講演終了時も「水をうったる如く静まり返る」(『紀伊毎日新聞』)と異様な反応で、漱石も「不快の念を与えたのは重々お詫び申し上げます」と講演をしめくくった。という。