国立大学法人 IR活動

user-pic
0
20160902_094708000_iOS.jpg

国立大学法人 IR活動


  1. 大学の目的→学問の卓越性、多様性を図る知の競争化
    それを、
    数値化→財務諸表→法人化活動への経費拡大へ
    法人化は、環境変化、国際紛争、経済格差の是正など
    →国立大学法人化により、経営の安定化を測った
    →すなわち、運営交付金や、外部資金の研究・教育に対する寄付金の調達など
    それは、財務の数値情報ばかりでなく、教育・研究分野の成果などの非財務情報を
    →IR情報として、公開(デイスクロジャー)する
    IR情報とは
    大学の教育・研究・社会貢献活動を支える
    大学経営を改善するための調査・研究活動で
    →データを集め→リソースの統合、分析、可視化
    →そしてエピデンス化(根拠を明確にする)
    し、
    →大学経営、部局運営を効率的に支援していく

    例えば、大学ランキングは、研究型大学を主にランクされるが、提供情報は限られている。
    多面的な評価による総合的な情報(エピデンス)によるランキング情報の発信が重要である

    東大とバークレイ校と資産比較
                    東大      バークレイ
    固定資産 88%       41%
    投資資産   3%       51%

    東大は、投資資産(研究・教育・社会貢献)
    の構築が重要課題になる

    「指定国立大学法人」の指定を受けた

    まとめ
    2004 財務情報を安定的に捉まえるため、財務構造を固める必要があった

    その実態を把握する(情報のエピデンス化)

    それに基づく法人の経営化へ

    そのための情報のディスクロジャー

    資金確保と資金調達の効率化




国立大学法人 財務会計



  1. 企業とは異なる財務情報
    企業:企業会計基準
    大学:国立大学法人会計基準
    いずれも経営報告である
    大学は、企業会計基準を元に独自の会計基準を作った
    大学法人は、H16-4 法に基づき
    大学の役割、目標、計画を立て、6年ごとの中期計画を作ることになった。27年度は中期計画の最終年度
    法人化は、自ら経営体としてやっていく意志を示すもの
    そのために財務情報を的確に把握する必要があった
    目標の異いで
    企業:売り上げを伸ばす、顧客の需要を満たす
    大学:研究・教育事業を発展させる
    財源の異いもある
    国立大学は、運営交付金が主たるもの
    差額=自己収入−自己支出
    差額の補填費用として交付される
    収支均衡、収益均衡でバランスさせている。

    会計処理       資産               負債
    交付金受領   現金預金10    運営交付金債10
    予算執行       教育経費10    現金預金 10
    期末決算 運営交付金債務10   運営交付金収益1

  1.  民間の前受金の処理と同じである



  1. 損益外の会計処理
                   借方              貸方
  1. 施設費 現預金10       預り施設費10
    建物取得 建物10       現金預金10
    期末決算 預り施設費10   資本剰余金10
    減価償却 損益外減価償却累積額1      減価償却累積額1

    利益(経常利益と臨時利益
    (
    損益計算書)
  2. 用                    収益
  3. 務活動経費 | 業務を行うための財源
  4. |
    ----------------|
    経費の節減 |
    ----------------|------------------
                       | 自己収入増
                        |------------------


収益節減、自己収入増の利益は、経営努力の結果と認識する。





トラックバック(0)

トラックバックURL: http://mt.s-kawano.net/mt-tb.cgi/242

コメントする

月別 アーカイブ

このブログ記事について

このページは、blogskawano.netが2017年10月27日 08:00に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「文学白熱教室 カズオ・イシグロ」です。

次のブログ記事は「結果を出すリーダーはみな非情である」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。