読書メモ
(読書メモ)
最後に 、多くの死に直面したが
病気に勝利する市民、喝采
しかし、危ないペスト菌は死んでない →ホラー映画のよう
ペスト禍は不幸をもたらすが希望ももたらす → エンタメ的
観察文とはいえフィクション 、取材、記録文に対する深い考察がある
何を発見し、大切にすべきか、を提示している
人間はなかなか賢くならない。
不条理という言葉にあまり頼らない方がいい。理由は
「不条理」にカテゴライズしないで
特殊にジャンル化し、他人事になってしまう。
折角の素晴らしい読書体験が他人事になってしまう。
こうした姿勢から導き出されるのは、「新型コロナを自分の問題として引き受
け、他人に判断を委ねず、自分で考え、行動することです」
それは手を洗う、マスクをする、人混みを避ける、といった当たり前の行動
も含む。
「自分のできることを丁寧にする。それによってヒーローになるわけではない
が、コロナ時代に求められる行動規範だ」。
小説では、ベストは収束し、町は歓喜に湧く。
一方、カミュは「ペスト菌は決して死ぬことも消滅することもない」と記す。
新型コロナ感染の第二波、第三波が懸念される中、一人ひとりの誠実さが問
われている。
折角の素晴らしい読書体験が他人事になってしまわないように
実人生とリンクして実体験を深めたい。!!
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