2021年10月アーカイブ

公共経営と公会計改革について(改訂版、データ表数値は未定)


 2021-3-

公会計の推進を果たそう

簿記の原理(取引記録仕訳計算決算)の理解を

市行政の財務システムを、特に公会計改革に依拠したシステム(統一的な基準)に置き換えて、

公表データの解析ができれば、すなわち事業別・施設マイナンバー付与システム(セグメント会計別)によるデータの分類集計、そして解析ができれば、「公会計改革」の意味が正しく理解できます。

すなわち、

市の歳入歳出システム(従来の収支会計)

資産ベースの計算書(BS)と事業活動における収支計算(PL)、資金繰の(CF)の財務書類に、読み替えているに過ぎません。

それは、資金執行について新たな分類概念で集計し直したもの、と理解すればいい。

例えば、文化ホールの財務諸表がわかりやすい事例になります。

正確には、行政の文化ホール事業と委託事業(指定管理)となっている法人の財務書類(公益法人の財務諸表)の連結決算により、作成された

資料です。

従来の会計から、資産をベースとした貸借対照表と事業活動の収益会計から財務諸表が調製され、

初めて客観的な行政経営としての文化ホールの経営実態が詳らかになるものです。

その簡略版づくりでしょうか。

ですから、施設をベースとした事業はみんな「公会計の手法」で解析できるようになるのです。

すでに開始(予算)の書類はあると思うのですが、

「大久保のプラッツ」は、従来のマクロ的な財務書類での事業説明ではなく、プラッツの資産実態を明確にし、事業展開が明らかになる令和 2 年度を終了してはじめて、その経営にかかる事業評価ができるようになります。

今のプラッツの事業・予算は、財政健全化、経常収支比率改善の視点から作成されていますので、事前にバイアスがかかります。

その執行データが固まる時点(令和 2 年度決算)を待って

客観的な経営の評価は、決算が済まないと評価は、できません。

平成 29 年度からの債務負担行為予算の資本的支出、固定資産台帳に基づく固定資産評価と

令和 2 年度から本格的に稼働する運営管理の委託事業と社会教育事業として執行される(学級・講座・集会事業は資本的・投資的事業)本来

的な事業から、新たな事業会計に基づく財務書類の調製となります。

正味財産増減内訳書の調整が必要です。

しかし、施設提供にサービス事業展開の施設管理事業と専門職員による社会教育事業(行政戦略)を一体としては捉えられていない、経営組織の統合実態がなされていない。のではないか?

しかし、それをきちんと整理し、

それを、十分に分析し、償還年度末までの経営戦略化を図り、次年度への予算書作成に反映していく必要があります。←客観的な経営実態

に基づく経営化(管理会計)が図られます。

今回発行の財務報告書(アニアルレポート)のプラッツ事業についての解説では、マクロ的な論述で、事業別セグメント別の論点が不明なレ

ポートだと思われました。←正味財産増減内訳書

 

今年のバランシート探検隊報告レポートから

さらに、千葉大の大塚先生のノートより、とても参考となる資料です。

公会計改革に基づく行政対応を

しっかりと解説しております。

https://www.soumu.go.jp/main_content/000630961.pdf

最後の表は、圧巻です。

習志野文化ホール(公益法人)の正味財産増減内訳表(公益事業・収益事業・管理一般)を参考に、当該事業区分を社会教育事業、指定管理事業(運営・管理)、その他の事業と区分した。

社会教育事業は、法に基づく事業である。

この図表が曖昧な事業区分をしっかりと説明していることを理解しさえすれば

公会計改革については、修得になるでしょう。

しかし、正味財産増減内訳書による説明が必要ですね

利根川民俗誌 筒井 功 著河出書房新書

利根川民俗誌 筒井 功(著/文) - 河出書房新社

出版社内容情報

赤松『利根川図志』、柳田『故郷七十年』で著名な民俗学の故地・布川。そこから上流へ、下流へ。利根川の今昔を往還する民俗紀行。

内容説明

坂東の源、川沿いの民俗学。「利根川図志」を現代に引き継ぐ。柳田國男の故地・布川から上流へ、そして下流の潮来、銚子へ。いま、何が見えてくるのか。日本の原郷を訪ねるフィールド紀行。図版多数。

目次

第1部    赤松宗旦、柳田國男の故地・布川から上流へ

1,利根町布川;

2,利根町押付新田の「鶴殺し山」;

3,取手市小文間;

4,取手市の小堀は、なぜ「おおほり」と読むのか;

5,「日本一短い手紙」の男の墓―取手市台宿

6,我孫子市布佐

7、峠の字を「ひょう」と読む理由、我孫子市中峠

8、柏市布施の布施弁天

9、取手市岡

10、アカボッケとは何か、守谷市赤法花

11、守谷市板戸井

12、利根運河、千葉県柏市、流山市、野田市

13、野田市三ツ堀

14、常総市菅生町

15、花火の世の「風俗壊乱」、常総市大塚戸町

16、「法師戸」になにがあったか、坂東市法師戸

17、坂東市の矢作と莚打

18、平将門の本拠、坂東市岩井

19、川を挟んだ同一地名

20、浅間山噴火死者の供養塔、野田市木間ケ瀬

21、春日部市西宝珠花、野田市東宝珠花

22、景観はなぜ消えたか、野田市関宿

23、五霞町元栗橋

24、カスリーン台風で利根川が決壊、加須市新川通

25、古河城と古河公方館、茨城県古河市

 

第2部    布川から潮来、銚子へ下る

26、印西市木下;

27、手賀沼南方の「青葉茂れる里」―印西市結縁寺;

28、川中島の四世紀―栄町布鎌;

29、中央商店街の荒廃―栄町安食;

30、印旛沼「佐久知穴」のその後

31、小さな名古屋と中世城郭

32、利根川下流域と東京・四谷を結ぶ糸

33、新利根川、小貝川河口から霞ヶ浦まで

34縄文時代以来の古村、利根町立木

35、金江津は、なぜ千葉県に属していたか、河内町金江津

36、霞ヶ浦と、その周辺

37、野馬込の地名と遺構、成田市野馬込、香取市九美上

38、香取市佐原

39、利根川および近隣の鮭

40、符馬の大クス、香取市府馬

41、「椿の海」から「干潟八万石」へ、旧干潟町、海上町

42、砂山はもう見えない、東庄町石出

43、砂丘は工業団地になった、神栖市砂山

44、神之池は、いま七分の1に、神栖市溝口、奥野谷

45、東国3社の一つ、息栖神社、神栖市息栖

46、鹿島神宮「沼尾の池」は、どこにあったか、鹿島市沼尾

47、安是の嬢子の里、神栖市波崎

48、醤油メーカーのもう一つの故郷、銚子市新生町、中央町

49、高さ50メートルの垂直の崖「屏風ヶ浦」、銚子市名洗町、旭市上永井

50、銚子市外川町

51、銚子半島の東端

52、銚子漁港

おわりに


著者等紹介

筒井功[ツツイイサオ]
1944年、高知市生まれ。民俗研究者。元・共同通信社記者。正史に登場しない非定住民の生態や民俗の調査・取材を続ける。第20回旅の文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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