2021年12月アーカイブ

近代移行期の酒造業と地域社会  飯塚一幸 編著    吉川弘文館

近世期から現在に至るまで酒造業を営む伊丹の小西家。激動の幕末維新を経て近代化を迎える時代の荒波を、同家はいかに乗り越えたのか。新発見の史料を駆使し、近世後期から第一次大戦までを対象とした七つの論考で分析。金融業や鉄道敷設を通した地域社会への関与、縁戚による他の商家とのつながりなど、大規模酒造家の経営実態に多角的に迫る。

近代移行期の酒造業と地域社会 飯塚 一幸(編集) - 吉川弘文館

 

序章 本書の課題と構成...飯塚一幸/

近世後期から維新期の小西家(小西新右衛門の大名貸と藩債処分...高槻泰郎/

近世後期から明治初期の小西家と頼母子講...東野将伸/

幕末期小西新右衛門家の情報収集...加藤明恵)/

小西家と大坂の両替商加島屋長田家(長田政和・政均の蔵書印と小西家蔵古典籍...宮川真弥/

旧両替商長田家の処分と小西家―「長田事件」を中心に...濱田恭幸)/

近代における小西家の経営と地域社会(在郷町伊丹の近代化と小西家―鉄道敷設過程を中心として...久野 洋/

小西家の収益基盤の変化と酒造業―日清戦後から第一次世界大戦まで...飯塚一幸)/あとがき...飯塚一幸


26284096 研究成果報告書 (nii.ac.jp)


近代移行期の酒造業と地域社会解説 序章より

科研 小西家酒造文書.pdf



飯塚 一幸  (イイヅカ カズユキ)  (編集

1958年、長野県生まれ。1988年、京都大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、大阪大学大学院文学研究科教授、博士(文学) ※2021年11月現在

【主要編著書】『日本近代の歴史3 日清・日露戦争と帝国日本』(吉川弘文館、2016年)、『明治期の地方制度と名望家』(吉川弘文館、2017年)、『帝国日本の移動と動員』(共編、大阪大学出版会、2018年)

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