2023年10月アーカイブ

社会の価値創造に向けて

  企業・公共部門を問わず、財務価値に加え、ESG・サステナビリティ関連の環境・社会価値(インパクト)の創造と非財務情報開示を組み込んだ価値創造・価値共創型のガバナンスとマネジメントが期待されている。
 価値創造経営の実現におけるインパクト評価活用の意義・課題・論点について、先行研究や最新事例も踏まえながら実践的に学ぶ


kokia1027-thumb-350x233-425.jpg

 会計とファイナンス

 ファイナンスは、企業価値を最大化することを目的とし、会社 が今後得るキャッシュをより多くするための取り組みです。 

 そのために、 どういった資金の出し手から、 どのような条件で資金を調達するのが良いか、 調達した資金を社内外でどのように有効活用すべきなのか、 また、事業を通して回収した資金をその提供者にどのように還 元すべきなのか、 こうした、会社にまつわるお金の流れの最適なあり方を考え、 適切な経営判断を行うために、ファイナンスの知見が不可欠な のです。 

 会計とファイナンスの関係をシンプルにまとめると、会計は「会 社の過去と現在の経営状況を正確に把握して管理する」ための 道具であるのに対して、 ファイナンスは「会社の将来の戦略を立てる」ために必要な道 具といえます。

  会計を用いれば、過去の一定期間に会社がどれだけ儲けた か、 また、過去のある時点で、会社がどのような資産を持っていた か、を把握することはできますし、売上をどの程度上げて、経費 をどこまで削るかを考えることで、 利益の創出を最大化するための管理が可能になります。 

 一方で、ファイナンス的な考え方が身に付けば、 今あるお金をどのように会社の成長に結びつけるか、 また、会社がより大きな事業に取り組むために、 どこからどのようにお金を調達すべきかを考えることができるよ うになります。 

 会計は過去・現在を見るのに対し、ファイナンスは未来を見通 すためのものです。 定量的に自社の活動状況を把握して、正しい意思決定を下す ために、 経営管理の視点を与える会計と経営戦略の観点をもたらすファ イナンスの素養は、 経営者に限らず、ビジネスパーソンにとって不可欠な両輪であ ると言える。


fujinoyoake-thumb-350x233-152.jpg




この9月議会で、現習志野文化ホールの設置条例の廃止が可決されました。
行政財産が普通財産に移行されます。
また、今月10月中に令和4年度の決算審査の決算特別委員会が行われます。
 45年にわたる習志野文化ホール事業が総括された「財務諸表」として開示されるのでしょう。
 本来的には、エビデンスのある財務情報の開示、そして評価に基づき、再築や運営が議論されるのでしょう。
 再開発(高層マンション建設等)の提案者は野村不動産で、習志野文化ホールは老朽化対応として、協働で事業推進を図ろうとするものです。課題を整理して、、、。
 当該再開発事業について、どんな開発協定(エンゲージメント)に基づき、事業が推進されるのか?
 野村不動産と習志野市行政は、「確認書」により、1400億円事業と120億円の文化ホール設置負担がしめされていましたが、
未だ、再開発構想のイメージ、目標、開発手法(資産の活用)が明確ではありません。
 12月に市民に事業説明を約束しています。
 再開発事業における資産価値を高める「ファイナンス計画」の観点から事業計画を説明できる情報公開を期待したいですね。
2023-10-4 記事
こんな手法もあるんですね!!
10-4ESG.jpg
会社(プロジェクト・チーム)の価値最大化










月別 アーカイブ

このアーカイブについて

このページには、2023年10月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2023年9月です。

次のアーカイブは2023年11月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。