谷津干潟の日フェア 2024

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谷津干潟の日 フェア 




6月10日は谷津干潟の日
ラムサール登録 30th 記念
谷津干潟はラムサール条約登録湿地であることをご存じでしょうか。
ラムサール条約とは干潟やマングローブ、湖や田んぼなどの湿地に関する国際条約です。谷津干潟は1993年に釧路で行われたラムサール条約第5回締約国会議(COP5)で国内の干潟とし初めて登録されました。この登録された日を記念して習志野市は「6月10日は谷津干潟の日」と定め、都市と自然との共生を目指しています。
谷津干潟は、シベリアから東南アジアやオーストラリアまで約1万キロの旅をするシギやチドリなどの渡り鳥にとって重要な中継地のひとつになっています。そして干潟にすむゴカイやカニ、貝、海藻、魚、プランクトンたちは鳥たちにとってエネルギーの源になっています。人間も昔は、塩業や漁業、海水浴や潮干狩りなどのレジャー産業などを営み、暮らしに欠かせない自然のひとつでした。やがて周辺の埋立てにより産業はなくなり、だんだんと人のかかわり方が変わってきました。しかし、現在も季節に訪れとともに渡り鳥は飛来し、干潟の景色は美しく、鳥や生きものを見ながら散歩できる癒しの空間になっています。
観察センターではこの「谷津干潟の日」を通して、観察センターボランティアの皆さん、谷津干潟ジュニアレンジャー、谷津干潟ユース、そして地元自治会や学校関係者など地域の皆さんと共に「谷津干潟の日運営委員会」を立ち上げつながっています。
谷津干潟は人と人とのつながり、生きものと生きもののつながり、干潟と人のつながりを時代の背景と共に考え挑戦させてくれる自然です。
今日は谷津干潟が残ったことに感謝し、谷津干潟で暮らす全ての生きものに思いを寄せたいと思います。

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このページは、blogskawano.netが2024年6月14日 11:05に書いたブログ記事です。

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