2024-11-22
佐倉の国立歴史民俗博物館に行きました。
歴史の未来、過去を伝えるひと・もの・データ
県下で郷土史料館がない習志野市です。子どもたちの郷土史像形成に重要な必要な施設です。
歴史の未来、過去を伝える新たな情報センター構想の参考になるのではないでしょうかねえ!
「歴史的快挙」、「前代未聞」...私たちは、過去との比較を通して現在を理解します。
過去という存在は、私たちが現在を生き未来へ進むための指標となっています。
記録類や生活道具、語り継がれた記憶など、過去から伝えられたモノは、多くのことを私たちに伝えてくれます。
これらを伝えようとした人びとの営みに注目すると、ありふれた過去の中から歴史的な意義を見出し、未来の人びとに継承する意思があることに気づきます。
私たちも、現代に起きた大災害や「コロナ禍」という過去を記録し、未来へ伝えようとしています。
情報技術(デジタルデータ)の活用はその営みを加速化させ、過去の伝え方も大きく変わろうとしています。
未来の人びとに向けて、私たちはどのような現在を伝えるのでしょうか。
本展示では、歴史を伝えるさまざまな営みを紹介し、未来を見通す手がかりを考えていきます。
私たちがこれから100年後、2124年に伝えたいものは、はたして何なのかを、この展示から考えていけるでしょう。
* 地域社会と歴史研究者との対話を通して様々な歴史が再発見される経緯を、そこで見いだされた茨城県常陸太田市の正宗寺・文殊院の実物資料などから紹介する。
* 最新技術を活用した歴史資料のデジタル化事情を知り、歴史を伝える新たな取り組みを体験できる。
過去の消滅 ~危機との対峙~
1 戦後社会と保存運動
2 地域社会の変容と向きあう
3 大規模災害の時代
現代という過去 ~経験の記録~
1 多様化する歴史資料
2 歴史としての社会運動
3 震災の記憶と記録
4 コロナという時代
情報技術の誕生と資料理解の変化
1 資料をデジタル化するということ
2 現物の複製とデータ化
技術の進展とデジタル技法の「いま」
1 国際化する技術と資料
2 「市民」化する技術と資料
未来の歴史資料像と博物館
1 テキストを空間に変換する
2 デジタルで見えること/本物で見えること
3 新たな歴史資料活用の可能性